サクラ・Leaf(おーばのつぶやき)

東京下町の零細企業で仕事をしながら日々の思いを綴ります。
様々に問題意識を抱えながら突破口を探しています。
元統一教会信者・現在は独り、世の矛盾にどう盾突こうかと悶々とする日々。
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観光業に思う事
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    さてどこから行きましょうか?
    ブログを6月9日のコメ返から全く放置でゴメンナサイ。
    特にコメントを入れて下さった海がめさんとkogumaさん、ゴメンナサイ。
    まるっきり文章を纏めることができないでいました。
    書きかけては放置です。
    病気とかではありませんが、メンタルの問題なのでしょうか?
    あるいは情報処理能力が追い付かないためか?

     

    世界中誰もが新型コロナウイルスの振る舞いに疲弊している時。
    そしてこの騒動で、これまで隠されていたけれども浮かび上がってきたものもあるかと思います。

     

    外は雨。
    東京五輪のために用意された四連休でしたがそんなお祭りは消え去りました。
    日本政府はGoToトラベルキャンペーン成るものを仕掛けましたが、現場を知らない企業経営者が思い付きで強行したキャンペーンは負担ばかりが大きくてトラブルだらけになるのは目に見えています。
    この後にGoToイーツとか言っていますが、、、、順番逆じゃない?防疫を考えるならね。
    経済のカンフル剤としての考えだよね。
    最初に強いの打って継続させるために軽いのを続けて打つみたいな。

     

    ウイルスを運ぶのは人間だと言っているけれども、お金を運ぶのも人間なので、片方だけを動かすのは難しいのかもしれません。
    観光業というものについて、冷静に考える必要があると思います。

     

    地方再生とずいぶん昔から言われています。
    人口が中央一極集中してしまい、地方の過疎化が進み、地方創世金でしたっけ、1億円だったか地方に配られたこともありました。
    企業誘致とか上手く使えたところもあったと思いますが、金塊を買ってそれを目玉に人を集めようとかいうのもありました。

     

    その頃くらいからでしょうか、地方は観光で稼ぐという流れが起こってきたのは。
    政府も旗振りしていたと思います。
    さらには、日本国という単位でも、「ものづくりニッポン」では国際的にみて稼ぎにくくなってきたから観光立国に舵を切って、インバウンド目当てに観光業を推進してきました。
    オリンピックも世界中から人集めするためのイベントです。
    オリンピック以外にもIR誘致(カジノ)、世界遺産登録などもそうですね。

     

    観光業はこのコロナ禍で最もダメージを受けている業種と言えるでしょう。

     

    コロナ禍以前、オーバーツーリズムという問題が言われていたことをご存じでしょうか?
    よく例に上がるのが京都で、舞妓さんが安心して街中を歩くこともできない、お茶屋さんで常連の旦那衆の足が遠のいてしまった。
    これはパパラッチよろしく舞妓さんを撮影しようとして追いかけまわしたり、私有地に平気で入り込んだりする外国人観光客の影響とか言われますが、単純に分かりやすい話として言われるのでしょう。
    失われていた古都京都の静けさは、コロナ禍によって取り戻され、京都行くなら今がチャンスとも言われています。
    京都の人の生活はなかなか取り戻せるものではなさそうです。

     

    京都以前に問題になったのが富士山のごみ問題。
    これは外国人に限らず日本人登山客の問題でもあったようです。
    昔、登山はそれなりの知識と準備をもって敢行されるものでした。
    もっと昔には山には神様が宿るとされて安易に遊びに行くところではなかった。。。
    (昔は参拝も庶民の行楽的要素を持っていましたがそうそう頻繁に行くものではなかったのですよ。時間もかかるし危険も伴いましたから。)
    情報化社会になるにつれ、景色や交通などが知れ渡ると、「知っている」という気分は現実を身近に感じさせます。

     

    身近に感じ、行きやすくなることで、大事なものが見落とされても気が付かない。
    富士山で見落とされたのは自然体系と登山の危険性。
    安易な計画で遭難事故も増えたそうです。
    一度遭難事故が起これば命にかかわることにならずとも、救難隊など他人に苦労を掛けるのですが、先行する身近なイメージはそんな予想には至りません。
    また、ごみのマナーもさることながら、気が付きにくいのはトイレ問題。
    人が集まれば処理すべきものはどうしても増える。
    山のてっぺんに下水設備が整っているはずもなく、これは持って帰るわけにもいかず、大掛かりな処理対策が必要になる。

     

    京都や人が集まりすぎる観光地で見落とされてしまうのは地元の人の生活です。
    町はアミューズメントパークではありません。
    観光業に従事している人たちはある程度許容するでしょうが、そうでない人たちには観光客は騒々しい無礼な訪問者でしかありません。
    事業者ではない生活者が土地土地にいるのです。
    ディズニーランドで働く人たちの生活はディズニーランドの外にありますが、観光地の場合には必ずしも分離されていません。
    TDRの立地は埋め立て地だから少ないとは思うけど、アクセス途中の大渋滞に迷惑している住人はいるかもしれない。
    (ちなみに、我が家の近所のコインパーキングの価格が上がるのはTDR直通シャトルバスに乗り換える人たちの車の影響とも言われている。マジだろうか?)
    バックパッカーの増加は地域住民のためのコミュニティバスまで旅行者に占領されてしまうという話も聞く。

     

    アクセスの問題では、長距離移動に使われる飛行機の問題もある。
    ジェット燃料によるCO2問題は、最近ようやく言われるようになってきました。
    何故言われなかったかというと、お金が儲かる話だからなのでしょう。
    今回コロナ禍で破綻しそうな航空会社が多数あるそうです。
    航空関連企業にお勤めの方々は雇用の減少、収入の減少などの脅威にさらされています。
    だからこそ政府はGoToトラベルとか言い出すのでしょう。
    が、一方で心配しているのは株価の下落です。
    これまで旗を振っていたのは投資による利潤を得られるという側面が無いと言えますか?
    今の政府が心配しているのはどちらかと言うと株価の方だと感じるのは私だけでしょうか?
    旅行代理店、旅客運輸業者にお金が落ちるキャンペーンですね。
    個々の宿屋は対象に入るか入らないか戦々恐々です。

     

    インバウンド需要は99%減とニュースで聞きます。
    外国人の入国を規制しているのですから当然の数字ですね。
    インバウンド需要で生活していた人たちも大変な危機に見舞われていることでしょう。
    お見舞い申し上げます。

     

    政府が旗を振ってそれに準じたことを誰が攻めることもできないでしょう。
    しかし、アフターコロナ、ウィズコロナと言われる中では観光・イベント関連は今まで通りにはいきません。
    コロナ禍が過ぎ去れば元に戻ると思いたいところですが、問題はそれ以外にも多いことに気が付かなければなりません。
    政府が旗振りをした産業だから永遠に持続するわけではないのです。
    戦前、国力増強のために振興された炭鉱業はどうなったでしょうか?
    戦後復興のために振興された林業は見捨てられてスギ花粉問題にまで発展しています。
    列島改造のために注力された土木建設・ゼネコンも、ハコもの公共事業への批判に晒されました。
    時代は移り変わります。
    人はその都度柔軟性を求められ対応してきましたが、多くの人々を取り残した現実もあります。

     

    限られた部門に過度の期待をかけてはいけないのです。
    観光イベントには魅力と必要性があります。
    無くなっていいものではありませんが、そのスタイルの変更は必要です。
    量的にも膨らみすぎています。
    環境負荷への配慮、日常生活への配慮が必要ですが、稼ぎたいという欲心はその配慮を失わせます。

     

    今観光業は安売りすべき時ではありません。
    需要喚起の方策は安売りキャンペーンしかないと考えれば、現場は疲弊するばかりです。
    供給可能な資源量(環境負荷)を越えてしまっているのですよ。
    残念ながらパイの縮小はまぬがれません。
    そうすることで上前を撥ねる大手企業と投資家を排除することに繋がるかもしれません。
    しかし、パイが縮小すればそれで生活できる人数が減ることも事実です。
    見落とされている生活の質にかかわる事業が起こることを期待したいです。
    コロナ禍は一極集中から地方分散の流れも作っています。
    起業家ではない私がこんなことを書いても無責任でしかありません。
    ただの希望です。

     

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