サクラ・Leaf(おーばのつぶやき)

東京下町の零細企業で仕事をしながら日々の思いを綴ります。
様々に問題意識を抱えながら突破口を探しています。
元統一教会信者・現在は独り、世の矛盾にどう盾突こうかと悶々とする日々。
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共同体の必要性
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    困りました。

    結局は表現が問題になります。

     

     

     

    人間は個人が単体で生きることができるようになっていません。
    ですから、人類歴史が始まって以来社会を作って生活してきました。
    もっとも、社会という概念を持ち始めたのは14世紀くらいからでしょうか。
    その様な概念を形成する以前から、人間は共同体という群れをつくって暮らしてきました。
    その共同体の中で生活を営み、文化を形成してきました。
    生活の中で様々な工夫を重ねて発見、発明を重ねて現代のような文明社会を築いたのです。

     

    しかし、巨大化した文明は共同体という単位を飲み込み、壊し、
    人間は個人という単位で生活できるものだと考えるようになったのです。
    個人で生きることが人間らしい自由であると考えています。

     

    共同体生活は個人の自由な権利を奪う古いシステムであると思い込んでいます。
    しかし、人間らしさというのは、群れで生きるという基本があるのです。
    人間の人間らしさはそのような古いと言われるシステムの中で培われたものです。
    共同体で生活するからこそ、文化の共有と伝承が可能でした。
    この中で教育が行われてきたのです。

     


    近年の交通・通信手段の発達は共同体の役目を終焉させるに足るものだったでしょうか?

     

    現代人の精神疾患の増加を見ると、人の心はおもいやりを受けなければ枯渇してしまう脆いものだということが分かります。
    ですから個人主義は、人間らしいシステムではないのです。
    そして、個人主義の後ろ盾となる“個人の自由な権利”というのは実は危険な発想なのです。

     

    この思想が現れた経緯についてはキリスト教会の圧政、専制君主制や全体主義による統制への反発です。
    富を独占しようとする力への反発です。
    問題なのは、独占したがる人間の欲望でしょう。

     

    現代社会においても、お金を集める才能に長けた一部の人たちが富を独占しようとします。
    彼等は「努力したことに対する当然の権利である」と主張しますが、それは努力もあるかもしれませんが策略的です。
    ただ黙々と畑を耕していても大きなお金を手に入れることはできません。
    会社でまじめに働いているだけでも、それほどいいポジションに出世することはできません。

    日常的な必要に足りる生産をこなすだけでは安定的な生活を送れるかどうかというのが現状ではないでしょうか?
    富を集めるという明確な意思を持ってそのように計画的に動かなければ結果はついてきません。

     

    具体的には目新しく価値があるように見えるものを提示する能力です。
    新しいスタイル、新しい技術、新たな脅威から身を護るすべなどは脅威自体を発掘して見せます。
    その価値の創出に多大な貢献をしているのがマスメディアですので、正しく見聞きする力を養わなければなりません。
    マスメディアの表現で、“一般人”というのを耳にしますが、一般でない人は“公人(政治家・官僚など公職にある人)”と“芸能人”です。
    最近はプロスポーツ選手も一般人ではなさそうです。
    ほとんど特権階級みたいですね。

     

    そこにも特殊な価値感を作っています。
    特別であることも富を生み出すアイテムになります。
    結果、新たな現代版の“豪族”社会が出現しています。
    これはマズローの言った“自己実現欲求”によるものでしょう。
    自己実現の欲求は、共同体の中で思いやられる関係性の喪失感を埋めるためのものかもしれません。
    共同体で尊敬を集める立場に立てば、同時に受け持つ責任と相まって、人生は充実したものになるでしょう。

     


    マルクスが感じた疎外感もまた、
    産業革命後の工場労働において失われた尊敬と
    資本家たちが謳歌する自己実現から疎外された立場であって、
    それを人間性の疎外と呼んだと思えます。
    しかし、取り戻すべきは労働資本ではなく共同体であるとはマルクスは考えませんでした。
    マルクスにとっては共同体もまた、怨み多き存在でした。
    共同体における民族差別、宗教差別が彼を苦しめたからです。

     


    共同体を求めなければなりませんが、共同体に潜む問題点も私たちは知らなければなりません。

     

     

    共同体は偏見を持ちやすい?
    共同体は閉鎖的?
    個人と共同体の関係は?
    共同体の規模等々。。。

     

     

    | おーば | 勝共理論・頭翼思想を考える | 00:39 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
    実は記事がアップされてすぐに読ませていただいたのですが、読解力の乏しさにより、今になってコメントさせていただきます。f^_^;

    「共同体」というとなぜか無機質な響きがありますが、最小単位である家庭を意識せずに、いきなり共同体を作れないですね。
    「共同体」をあたかも定まった実態ととらえると、そのことが危険と思います。全体主義で意図的につくられたものなら、桜葉さんの言われるように、偏見とか閉鎖的は付きものだと思います。けれども、気の合うもの同士で自然発生的に集まった仲間であれば 、衝突や意見の違いは発生してもお互いに許容する余地が残されていて、致命的な衝突は起きにくいと思います。

    ポイントは、個人で生きようが共同体に属そうが 選択の自由があるかどうかが一番大切な事と思います。
    残念なことに、善か悪かを選ぶという選択の自由も発生してしまいますが、神様によって初めからそのように創造されておりますから、リスクを背負いながら行くしかない気がします。偏見があるなら、自ら無くすようにしようとか
    閉鎖的空気を打開しようと、自らの自由意思で突き進むしかないと思います。
    そうする中で共鳴圏を広げていくように。

    でも、それもこれも人間同士だけの努力では難しいという現実を、歴史を通して痛感しました。
    身もふたもない言い方になってしまうかもしれないですが、やっぱり神様抜きでは底なし沼であるし、道であり命であり真理である、新郎キリスト(神)の血統につながらなければ、堂々巡りになるような気がします。
    | 先駆者 | 2017/09/10 10:43 AM |
    ところで、
    富とかお金について 興味深い捉え方を示してくれる動画を最近見たばかりでした。
    https://youtu.be/DzZx8B7JtN4
    | 先駆者 | 2017/09/10 11:09 AM |
    先駆者様

    コメントありがとうございます。
    先日はそちらへぶしつけなコメント失礼いたしました。
    サンクチュアリへの理解の端緒となり、色々と考えさせられています。(肯定的に)

    私の記事、先駆者さんの読解力の問題ではなくて私の表現力の問題です。
    いつも読んでいただいて感謝です。
    その点、ご紹介いただいた動画の三橋さんは上手に説明されますね。

    「桜チャンネル」のこの回は、前後半通して、今私が書こうとしているところにドンピシャの中身なのですがご理解いただいたでしょうか?

    三橋さんの言葉の中に「稼げるっていうのはお金を持っていることじゃなく価値やサービスを生み出して提供できることだ」というのがありました。
    この時に、提供する相手が共同体を構成する人たちです。
    お金を介して価値の交換をするものですから相手の顔が見えなくなりました。
    それがマルクスの言う人間疎外の本当の姿です。

    「桜チャンネル」なので、国を単位として考えていますが、税金を使ってなされる公的サービスを受けることが個人には必要であるとの指摘も重要で、これは農業用水とか生活道路など、地方コミュニティの段階から言えることなのです。
    地域コミュニティ(共同体)であれば、お金を使って公共サービスを実現せずとも、力と時間を出し合って公共サービスを充実することが可能です。
    そうすると利子利息を途中でかすめ取る存在も排除できるので価値の還元効率は格段に上がります。

    残念ながら、人間が個人で生きることができるという考えは、この動画の中に語られているように幻想なのです。

    そして、共同体は同時に共鳴圏であることが理想です。
    この理想がなかなか成立しません。
    これが実現すれば個人の自己実現は満たされ、虚栄に溺れる必要はありません。
    今、極力宗教用語を外して書こうとしているものですからなおさらに難しいです。
    もっと整理しないといけないですね。

    もちろん、家庭についても忘れてはいませんよ。
    ここで「共同体」と表現しているのは、横八段階の「氏族」を想定しています。

    | 桜葉佳代 | 2017/09/10 5:07 PM |
    なるほど!
    動画を見たので理解しやすくなったのですね〜
    | 先駆者 | 2017/09/11 11:01 AM |









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