おーばのつぶやき

東京下町の零細企業で仕事をしながら日々の思いを綴ります。
様々に問題意識を抱えながら突破口を探しています。
元統一教会信者・現在は独り、世の矛盾にどう盾突こうかと悶々とする日々。
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欲求についての捕捉
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    欲求についての記述が少々乱暴なので捕捉しましょう。

     

    何故欲求の問題を取り上げるかというと、現代民主主義の価値観の中心が自由を追及する権利にあるからです。
    中世から近世にかけての圧政からの反動によるところが大きいと思います。

     

     


    自由の権利によって人々が何を求めているかというと、幸福になることです。

     

    原理講論にもある通り、人間は欲求を叶えたときに幸福を感じます。
    講論では総序の冒頭で、、
    『欲望が概して善よりは悪の方に傾きやすい生活環境の中に、我々は生きているからである。
    しかしながら、我々をして不義を実らせるような欲望は、決して人間の本心からわき出づるものではない。
    人間の本心は、このような欲望が自分自身を不幸に陥れるものであるということをよく知っているので、
    悪に向かおうとする欲望を退け、善を指向する欲望に従って、本心の喜ぶ幸福を得ようと必死の努力を傾けているのである。』

    とし、

     

    なぜ悪なのかについては、創造原理に於いて
    『主体と対象が愛と美を良く授け、良く受けて合性一体化して神の第三対象となり、
    四位基台を造成して、神の創造目的を成就する行為とか、その行為の結果を善といい、
    サタンを中心として四位基台を造成して、神の創造目的に反する目的のための行為をなすこと、
    または、その行為の結果を悪というのである。』
    『善の目的を成就していく過程において、その善の目的に役立つ生活的要素を義といい、
    悪(サタン)の目的を成就していく過程において、その悪の目的に役立つ生活的要素を不義という。』

    と、語っています。

     

     

    要約すれば、「サタンの目的を成就する欲望を抱きやすい生活環境にある」と言っているのです。
    でも、「善を指向する欲望」の存在も語っていますね。

     

    神の創造目的が何かというと、三大祝福であると私たちは習いました。
    万物主管、個性完成、子女繁殖(家庭完成)です。

     


    この前提を意識して、前出のマズローの欲求の分析を見直しましょう。

     

     

    『生理的欲求』『安全の欲求』は万物主管、
    『社会的欲求 / 所属と愛の欲求』『承認(尊重)の欲求』『自己実現の欲求』は個性完成

    のように見えるかもしれません。


    が、(衣)食住性については動物(万物)にも与えられているものであり、生命の安全も人間だけ求めるものではありません。
    動物たちの基準をはるかに超えた『主管』することが神の願いです。
    『主管』するというのは、ただ『消費』することではなくそのものの価値を引き出して活かすことです。
    『社会的欲求 / 所属と愛の欲求』は、仲間がほしい、社会的に居場所がほしいという欲求ですし、
    『承認(尊重)の欲求』は、尊敬されたいという欲求も、群れのボスの座を巡って争う、
    群れを作って暮らす動物たちと同等です。

     

     

    つまり、下の4段階の欲求を実現しようとしても創造目的の完成、三大祝福を完成させることには全く関係がありません。
    最後の『自己実現の欲求』だけは、それが達成困難な欲求であるがゆえに、自身の限界を知って神に向き合うチャンスを与えてくれるかもしれない欲求になりえます。
    欲求そのものが『義』に向かうのではなく、結果として逆説的に『義』とされうるのです。
    この欲求を追及している限りは創造目的には向かうことができません。

     

     

    『欲望』と『欲求』を混ぜて書いていますが、原理講論にある『欲望』という表現は文学作品などに多用される傾向が強く、
    『欲求』という表現がマズローはじめ学術分野で用いられることが多く、ほぼ同義語として使われていると判断したために使用しています。

     


    民主主義世界の価値観としての自由と権利は、
    『人間の価値を動物並みに考えている価値観である』ということをご理解いただけるでしょうか?

     

     

    さらに、『承認(尊重)の欲求』・『自己実現の欲求』は格差と争いを認証する結果を産みますが、
    それは次に書くことにします。

     

    | おーば | 勝共理論・頭翼思想を考える | 19:33 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    初めまして。
    以前よりおーばさんのブログ拝見させていただいております。
    とても参考になる内容で更新されるのが楽しみです。
    特に夜と昼の神様の考察は参考になりました。
    これからも更新楽しみにしております。
    | かくれたユダヤ人 | 2017/05/02 3:23 PM |
    かくれたユダヤ人さま こんにちは

    コメントありがとうございます。
    読んでくださる方がいらっしゃることが励みです。
    これからも宜しくお願いいたします。
    | 桜葉佳代 | 2017/05/02 8:05 PM |









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